全体的には役立つ内容なのですが、ところどころ違和感を感じる点が見受けられました。 内1つを例に挙げるなら、 「地域で力を持っていたり、社会的地位がある人は尊敬すべきだ」という考え方を、「力・地位の有無でしか人を見ない」といった考え方とイコールにしていたところですね。 相手の地位や力に対する評価と、人柄に対する評価を分けて考える人もいると思います。(人柄に対する評価はあくまで個人の主観ですから) 日本語表現の問題かもしれませんが、誤解を招く書き方だと感じました。 また、「相手の話をよく聴き、一旦肯定してから自身の主張を話す」。 これは最もだと思いますが、 世の中には、理解し難いくらい物事を自分に都合良く解釈する人もおりますので、特に男女間では取りつく島も無いくらいキッパリ言わないといけないケースもあり……。 極端な例ですが、DVするような夫に上記のような真摯な対応をしたら、問題が更に悪化すると思います。 ただ、基礎としては非常に素晴らしい内容で、忘れてはいけない心がけだと思います。 実践や応用(イレギュラーなケース)は基礎があってこそだと思いますので。 日々の忙しさにかまけて、相手への思いやりを忘れない為にも一読の価値があると感じました。